ORIGINはじまり

2020年、パンデミックのさなか。ロックダウンで時間だけがある日々に、たまたま再生したNetflixのドキュメンタリー「OUR PLANET 私たちの地球」から、サステラは始まっている。

画面の中で、溶けた氷床に居場所を失ったセイウチたちが、崖をよじ登り、次々と落ちていった。自らの意思で死を選ぶ生き物は人間だけだと思っていた。その光景が、頭から離れなくなった。

あのセイウチたちは、
どうすれば崖を登らずに済んだのか。

目の前の一頭を見て終わるのではなく、氷を溶かした側に目を向ける。そして、それを止められない仕組みを見る。責める相手を探しても、何も変わらない。誰かの選択の背景には、選ばざるをえなかった仕組みがある。のちにサステラの編集方針になる「人を構造の中に置いて考える」は、この問いから始まった。

2020年10月、発信するテーマをサステナビリティに定めた。

一つのファッションメディアとして始まった事業は、テーマを変え、規模を変えながら、いまのサステラになりました。ここでは、その歩みを年ごとにたどります。

  1. 2016年ファッションのWebメディアとして起業。立ち上げから3ヶ月で10万PVに達する。
  2. 2018年株式会社ギャザウェイを設立。ファッションに加え、美容・通信・占いなど複数のメディアを展開。
  3. 2020年10月発信するテーマをサステナビリティへ。ブログとInstagramを開設し、サステラを始める。半年でフォロワーは1万人に。
  4. 2021年サステラ以外のメディアを売却。事業をサステラの運営に集中させる。
  5. 2022年サステナビリティに関心を持つ人たちが交流するコミュニティ「サステラコミュニティ」を設立。ビーチクリーン、農業体験、工場見学など、画面の外で現場に触れる場をつくる。
  6. 2023年5月サラヤ株式会社の招きでボルネオ島へ。パーム油問題の現場を視察し、日本での発信を強める必要を確信する。
  7. 2023年9月クラウドファンディングで422万円(支援者689人)。パーム油をテーマに全国20都市・延べ1,000人近くへ講演。聴衆は小学校から中学・高校、書店、生協、公共施設まで、年齢も立場もばらばらだった。支援してくれた人たち →
  8. 2024年読者層が女性に偏っていた点(約8割)に課題を感じ、届く相手を広げるためリブランディングを敢行。フォロワーは5万人から10万人へ、男女比はほぼ半々になる。
  9. 2025年ソーシャルメディア上で気候変動をめぐる誤情報や否定的な言説が広がる状況に危機感を強める。個人の意識ではなく情報環境の構造の問題として、「みんなでつくるメディア」によるメディアリテラシーの普及を決意。12月、翌春のクラウドファンディングへ動き出す。
  10. 2026年春クラウドファンディングで944万円(387人・目標の118%)。コミュニティを拡張編集部「サスラボ」へアップデート。支援してくれた人たち →

国内外100カ所以上の現場を歩いてきました。現在、Instagramのフォロワーは約20万人。白黒つけがたい社会課題に、これからも踏みとどまって書き続けます。

ここに並べた歩みの裏側には、そのつど悩み、考え直してきた過程があります。その思考の旅は、noteに書いています。

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